2011.7.10 第6回「琵琶湖でバスフィッシングを楽しもう会」
優勝カップ 再び!!
矢田・村山チーム
連覇をかけて臨んだ2010年。
ガイドに乗りブラを念入りに行い準備を重ねました。
そして、パートナーの大活躍もあり、おかけで8キロを超えるウエイトを釣ることが出来ました。
しかし結果は僅差での2位と辛酸をなめた第5回大会。
順位にこだわるあまり、帰り道パートナーと「あと少しだったのに」と、ため息の連続だったのを記憶しています。
今シーズンは大会の主旨である「琵琶湖でバスフィッシングを楽しむ会」を原点に、あまり気負わずに参加しようと決めていました。
順位や結果にとらわれないようにとプラはレジャー気分で軽めな感じで大会当日を迎えました。
天気は快晴。気温も非常に高く風も吹かない予報。
フライト時間は7時30分をすぎていました。
ハイシーズンの日曜日、プレッシャーも高く時間的にも人気のエリアはすでに叩かれている状態。
自分たちがサンデーアングラーとして一番重視しているのが「人的プレッシャー」とにかくボートが多いエリアはパスします。
あとは、夏なんで水通しがよさそうなエリア。
そしてベイト、ブルーギルが目視できる。
くらいを考えて、この大会で釣り込む場所を選びます。
去年もこのレポートを書かせていただきましたが基本、大会に関してですが一度決めた場所からは大きな移動をしません。
この日の選んだはエビ藻のパッチが点在するエリア。
釣り開始の時には太陽は高く日差しもさんさん。
気温もぐんぐん上昇。
何もしなくても汗が噴き出してきます。
湖面を覗くとギルもエビ藻の中で浮いていて、とてもいい感じなので水面系から流していきますが、なぜか気配なく…
ベイトが浮いているのに反応が薄いと自信がなくなります。
自信が無い釣りを続けて意味がないのでスローな釣りにシフト。
ラバージグで探っていくとエビ藻パッチの外側で"コン"上がってきたのが4300gの大物。
私のような凡人の素人は早い段階で大物が入ると色々と意識します。
残り2本を揃えようと焦り釣りが雑になりリズムが悪くなります。
結局、大物を釣った高揚感が抑えきれず空回りしてしまいます。
こんな時に頼りになるのがパートナーです。
去年、素人の稚拙な釣りついては書かせて頂いたので今回は頼りになるパートナーについて述べたいと思います。
私(矢田)とパートナー(村山)とは年の差は一回り以上違います。
経験や知識からすると私のほうが当然あるのですが…
とかく【魚を釣る】ということに関してパートナー(村山)は人並み外れています。
釣りを長い間していると【釣りが上手い】方に出会います。もちろん、その方たちも、よく魚を釣ります。
ですがパートナー(村山)は別格。
今まで出会ってきた、見てきた釣りウマ、とは違うタイプです。
何が違うのかと言われと伝えにくいのですが、とにかく釣ります。
そして驚かされるのが釣れる場所を見つけだす能力。
パートナーが『ここ釣れそうです』と言うと大半釣れます。
どうして?と聞くと、パートナー曰わく『雰囲気のようなもの』らしいです。
情報経験実績、優先の頭デッカチな大人では持ち得ない【感覚】です。
でもコレってとても大切なものだと思います。
実は釣り人に一番ほしい感覚であり、動物が持っている狩猟本能の一つ。
獲物へ辿り着くため【嗅覚】と同じものなのかもしれません。
馬鹿馬鹿しくも感じますが事実この大会でも5位と2位を含め2回の優勝と安定感抜群です。
特に、ここ一番での【嗅覚】は冴え見せます。
今回も、なかなか魚が揃わず苦戦する場面でも貴重な2.5キロを帰着時間ギリギリで仕留める活躍。
見事、優勝へ導くウエイトをメイクしてくれました。
少しオカルトにも思える力を持つパートナー(村山)ですがもちろん、それだけではありません。
釣りの腕前もピカイチです。
ルアーフィッシングの基本、【アクション】例えば、『逃げる感じ』『遅れて動く感じ』などと、あまり具体的じゃないのですが各ルアーごとに彼が思い描く独特のテーマみたいなものがあります。
そして一投一投にテーマとモチベーションをのせてキャストしていきます。
バイトが無い時間が長く続いても集中力は途切れません。
アイディアを活かし工夫を凝らす、ブラックバスを釣るために手間を惜しみません。
こんなパートナーの姿を見て【ブラックバスは釣り人の苦労と努力に応える魚だ】と某有名プロが言っていたのを思い出します。
湖上で繰り返した努力こそが釣果につながるのだと、この歳にして思い知らされます。
言うは易し行うは難し。
頭の中で分かっていても実行するのは至難です。
【昔はよく釣れたのに今は釣れなくなった】ことを時代背景のせいにしている自分。
確かにブラックバスを取り巻く環境は厳しくなり釣れなくなったと感じることもありますがパートナー(村山)を見ていると原因は【己の怠慢手抜き】によるものだと、考えるほうが前向きだと思います。
自分は幸運なことに、もう一度初心に戻りバスフィッシングと向き合うことが出来る、その一方で今も、東日本大震災の被災地では多くの方たちが苦しんでいます。
同じ仲間が釣りどころではない事態に陥っています。
今回の大会を通じて復興支援に微力ながら参加できたことをうれしく思っております。
今後もこのような大会が増えてバスフィッシングから支援の輪がもっともっと広がることを切に願いします。
最後に今大会の主催、ルアーショップおおの様、並びに協賛していただいた各メーカー様、そしてスタッフの皆様へ感謝いたします。
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※参考に、矢田・村山ペア−の過去の大会の写真を掲載します。
2006年(第1回) 3,820g、5位
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2007年(第2回) 2,200g、21位
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2008年(第3回) 7,770g、1位
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2009年(第4回) 3,390g、15位
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2010年(第5回) 8,440g、2位
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(2011.8.13掲載)
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