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2010.7.11 第5回「琵琶湖でバスフィッシングを楽しもう会」

2位入賞チームの声


矢田・村山チーム 矢田博司

【大会に向けての準備】

 6月の最終週、クロスロードガイドサービスへお邪魔してプロの魚の探し方やエリアのしぼり方などを勉強。魚を見失いがちなサンデーアングラーにとってプロの考え方やテクニックはとても参考になります。今季の琵琶湖の状況や今後の予測なども聞け、たくさんの収穫がありました。

 大会の前日、プラ(下見)を行いました。真っ先に確認したのは好調だったエリアの水温とウィードの状態。
 ウィードは想像していたより成長しておらず、色々なパターンを試せそうな感じ、でしたが気になったのが水温。
 (プラ)前日に雨が降ったとはいえこの時季に26度。
 (前日比マイナス3度程)魚にとっては適水温であるには違いないのですが、下がり過ぎ?と思いながら湖流がらみの水深1〜2mをチェックすることに。
 開始早々モーニングバイトも手伝ってか、ハード、ソフトともに反応はありますが、いまいち。
 ライトリグでぽろっとサイズアップするが狙って釣れない感じがしました。

 移動して湖流がらみの今度は水深3〜5mをチェック。
 水温は26〜27度。このエリアは全くの無反応で即移動。
 この時、今季の琵琶湖は北からの冷たい水になやまされている情報を確信して湖流がらみのエリアを捨てる決心をしました。

 狙いを湖流の影響をあまり受けない水が安定していそうなシャローへ。
 でも水が動かなさすぎても魚の活性に、かかわるかもしれないので岬や河口が、からむような岸よりのエリアを選択。

 シャローの良いところ。

 【目視できるカバー(ウィード)が豊富】
 【ベイトやボイルを見つけやすい】
 【全ての水深を短時間でカバーできる】

 特にテキサスやラバージグなどはフォールで圧倒的に時間に差がでると思います。(素人の体感)
 シャローでは巻きモノをする早さでボートを流してもバックシートで底モノができたりとお得な感じがします。(素人の体感)
 本大会に初回から参加し続けて感じていることは、制約された時間内で魚を揃える難しさです。
 そのため自分達が大会で使うエリアに求めている要素が2つあります。

 【自分達が得意とする釣り方が軸にできる】
 【ボートを長く流すことができる】

 決めたエリアを何回も入りなおして様々なパターンで探っていきます。
 基本的に一度決めたエリアから大きく移動はしません。
 釣れない時間が続くと移動したくなるのですが、迷っていると釣りに集中しきれないのでルアーの操作やキャストが雑になるからです。

 大会に関係なく焦ると泥沼にはまるが我々のバスフィッシング、毎度お馴染みのパターンなので、どうしてもバイトが遠い時は気分転換に流すラインを少しだけ変える程度で、基本は自分達が選んだエリアを信じて釣り込むように努力しています。
 だからこそ大会に出場するにあたってやはり下見はとても重要だと思っています。

 大会の主旨(琵琶湖でバスフィッシングを楽しむ)からは外れますが自分達にとっては一年に一度の大会。
 とても楽しみにしている場であり、一番力が入る時でもあります。
 勝ちにこだわります。真剣勝負です。
 そのために必要な準備を欠かさずにやります。
 この大会に出場するようになってから今まで漠然としてやってきた魚探しや狙って釣ることを真剣に考えるようになりました。
 しっかり準備をしたんだから結果を出したくなるし、評価されたいとパートナーと大会が近づくと話し合うようにして大会に臨むようにしています。


 この日釣れた魚については素人なのでテクニカルな話しの記述は恥ずかしいので控えます。

 挙げられるとしたら釣れた位置。

 キャストした場所
 ウィードの外か中か?
 フォールか着底か?
 動いている時なのか止めている時か?

 互いに知らせ合い、釣れた魚の大きさを見て釣り方をあわせるだけです。
 とても基本的なことを、やっているだけです。
 来年も楽しくなってきた魚探しを突き詰めて頑張りたいと思う次第です。


3本で8,440g。

 最後に大会運営のご尽力されたスタッフの方やゲストの皆様に感謝いたします。

(2010.8.28掲載)